
■2023年 青森県スギ花粉飛散直前予測(青森県花粉情報研究会発表)
1.総飛散数の予測
2022年秋に県内各地のスギ林で調査した雄花の着生状況からすると、全域で例年並み~やや少ない飛散となると予測されます。
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青森市 |
八戸市 |
弘前市 |
むつ市 |
五所川原市 |
2023年の予測値 (計算値) |
3,000~5,000 (4,313) |
7,500~10,000 (7,877) |
3,000~4,500 (3,331) |
1,000~2,000 (1,461) |
1,500~2,500 (1,711) |
2022年の飛散数 |
16,406 |
15,858 |
12,104 |
5,553 |
7,144 |
過去10年の平均 |
5,140 |
8,956 |
5,107 |
1,900 |
2,851 |
平均値との比 |
84% |
88% |
65% |
77% |
60% |
(ダーラム型花粉捕集器 1平方センチ当たりの花粉数)
2.飛散パターンについて
飛散開始時期は、1〜3月の花粉飛散時期の直前の気温に左右されます。暖冬の年は3月上旬から、寒さが厳しい年は3月下旬に飛散開始となります。特に降雪も少ない暖冬では2月中に花粉が観測されることもあります。
今年の飛散開始日は3月中旬となる可能性が高いと考えられます。気温の推移によっては3月10日前後まで早くなるかもしれません。
また、2月中に高気温が続けば初観測となる可能性はあります。ピーク期は3月下旬から4月中旬で、5月上~中旬には、飛散が終了する見込みです。
地域別の飛散状況の詳細は、青森県花粉情報研究会のホームページに掲載しています。[青森県花粉情報研究会]で検索をかければアクセスできます。2022年1月下旬ごろからHPの更新を行う予定ですので、どうぞご利用下さい。
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■ スギ花粉飛散観測値 (単位:個/cm2)
※スギ花粉飛散観測値の見方 毎日のスギ花粉飛散観測値の累積である「総飛散数」が、今シーズンの「予想飛散総数」の数値を超えた頃から、スギ花粉の飛散
が落ち着きます。
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【注意】
スギ花粉飛散数とは、ダーラム型花粉捕集器により、24時間で1cm2当たりに観測されたスギ花粉の個数をいいます。 |
■ スギ花粉マメ知識
スギ花粉がよく飛ぶ日 (こんな日はスギ花粉に注意!) |
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・ 強風または暖かい風が吹く日 |
・ 湿度が低く乾燥した日 |
・ 気温が高い晴れまたはくもりの日 |
・ 雨上がりの翌日よく晴れて風の強い日 |
■2022年 青森県スギ花粉情報の報告(青森県花粉情報研究会発表)
1.青森県における地域別のスギ花粉飛散結果(ダーラム型花粉捕集器:個/cm2)
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青森市 |
八戸市 |
弘前市 |
むつ市 |
五所川原市 |
初観測日 |
3月18日 |
2月25日 |
2月25日 |
3月18日 |
3月15日 |
飛散開始日 |
3月22日 |
3月 5日 |
2月25日 |
3月22日 |
3月15日 |
本格飛散開始日 |
3月25日 |
3月11日 |
3月22日 |
3月22日 |
3月22日 |
最高飛散日 |
4月 9日 |
4月 6日 |
4月10日 |
4月 5日 |
4月 5日 |
最高飛散数 |
3,894個 |
2,592個 |
1,377個 |
1,075個 |
1,444個 |
最終飛散日 |
4月30日 |
5月 7日 |
5月10日 |
5月10日 |
5月 7日 |
総飛散数 |
16,406個 |
15,858個 |
12,104個 |
5,553個 |
7,144個 |
初観測日:初めてスギ花粉が観測された日
飛散開始日:1個/cm2以上の花粉が連続2日以上観測された最初の日
本格飛散開始日:10個/cm2以上の花粉が連続2日以上観測された最初の日
飛散終了日:花粉数が0個だった日が3日間続いた最初の日の前日
過去の飛散データはこちらへ
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